お知らせ
第19回 MASコンペティション開催のご報告
社会シミュレーションの最新研究成果、5組を表彰
社会シミュレーションの普及を目的として、2019年3月1日(金)に第19回MASコンペティションを開催しました。延べ60名を超える方々に参加いただいた今回のコンペティションでは、オーラル発表セッション6組、ポスター発表セッションで16組の研究発表があり、厳正な審査の結果、下記の5組が入賞しました。また、特別講演や展示コーナー、懇親会を通じて活発な情報交換や議論が行われ、社会シミュレーションの可能性をより具体的にイメージし、今後の発展を促進する場となりました。ご参加いただきました全ての方に、厚く御礼申し上げます。
当社では今後も、利用者間のコミュニケーションの機会を大切にし、社会シミュレーションの普及を通じて賢慮に満ちた未来社会を創造してまいります。
■ コンペティション結果(ポスター発表セッションについては発表番号順)
[オーラル発表セッション]
【優秀賞】 早稲田大学 渡部 結 氏
「持続可能な人工林齢級構成平準化策のマルチエージェント評価」
「持続可能な人工林齢級構成平準化策のマルチエージェント評価」
【会場賞】 東京工業大学 荒武 佑馬 氏
「テーマパーク来場者に対する混雑抵抗の導入とその効果」
「テーマパーク来場者に対する混雑抵抗の導入とその効果」
[ポスター発表セッション]
【優秀賞】 筑波大学 永井 秀幸 氏
「居住者の日常生活と街の賑わいを考慮した都市動態マルチエージェントシミュレーション」
「居住者の日常生活と街の賑わいを考慮した都市動態マルチエージェントシミュレーション」
【優秀賞】 千葉大学 齋木 匠 氏
「マルチエージェントシミュレーションによるバイクシェアリングシステム導入効果の定量的評価」
「マルチエージェントシミュレーションによるバイクシェアリングシステム導入効果の定量的評価」
【優秀賞】 奈良先端科学技術大学院大学 日高 真人 氏
「組織のパフォーマンス最大化を目的とした形式知の蓄積方法に関する考察」
「組織のパフォーマンス最大化を目的とした形式知の蓄積方法に関する考察」
※オーラル発表セッション優秀賞の方には研究奨励金10万円、その他の方々には研究奨励金5万円を贈与しました。
早稲田大学 渡部 結 氏
|
東京工業大学 荒武 佑馬 氏
|
筑波大学 永井 秀幸 氏
|
千葉大学 齋木 匠 氏
|
奈良先端科学技術大学院大学 日高 真人 氏
|
オーラル発表セッションの様子 | ポスター発表セッションの様子 |
■ 会場の声
・参加者
「若い研究者の方々の新しい意見を聞くことができ、非常に有益なイベントであると感じました。」
「ポスター発表での多種多様なMAS利用が興味深かった。」
「ポスター発表での多種多様なMAS利用が興味深かった。」
・発表者
「大きな会場で、多くの先生方に質問をいただけ、とてもうれしく思いました。また、会場の皆様から多くの質問をもらうことができ、内容を見直すきっかけとなりました。」
「色々な大学の方の発表を聴くことができてMASをより深く理解できた。また、コンペも初めて参加したので緊張したが、良い経験になりとても良かった。」
「色々な大学の方の発表を聴くことができてMASをより深く理解できた。また、コンペも初めて参加したので緊張したが、良い経験になりとても良かった。」
■ 特別講演の様子
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
和泉 潔 氏
「シミュレーションによる未来社会設計:ポストAIとしてのMAS」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 主任研究員
宮下 和雄 氏
「マーケットデザインにおけるマルチエージェントシミュレーション」
■ WEBサイト
ご発表いただいた全ての論文・モデルは下記WEBサイトで公開しています。
MASコミュニティ URL:http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/
MASコミュニティ URL:http://mas.kke.co.jp/modules/tinyd3/