書籍
ソフトウェアの規模決定,見積り,リスク管理

著者名 | Daniel D.Galorath、Michael W.Evans(著) / 富野壽、荒木貞雄(監訳) |
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定価 | 5,170円(税込) |
刊行日 | 2008.04.28 |
ISBN-13 | 9784320097513 |
発売元 | 共立出版(株) |
概要
ソフトウェア規模の見積りは、開発見積りの基礎となる非常に重要な仕事である。
ソフトウェアプロジェクトの成功と失敗は見積りの正しさと著しい相関があり、良い見積りなくしては良いプロジェクト計画は策定できず、プロジェクトの成功は覚束ない。
本書はオブジェクト指向プロジェクトを含め、現在広く用いられている規模の見積りおよび決定手法を網羅しているだけでなく、尺度を用いたプロジェクトの計画と管理の問題にも具体的にふれている。さらに、本書が特徴的なのは見積りにかかわるリスク管理に強い光をあて、見積りの確率の問題を取り上げている点である。
もとより各ソフトウェア開発組織は、首尾一貫していて信頼できる規模決定・見積りプロセスの確立をベースに、高い確率で顧客のニーズ・期待を満たす開発組織能力を培うことが喫緊の課題である。
本書は、各組織が自らの置かれた状況に合わせて、そのような能力を継続的に高めていく上で役に立つであろう。
目次
- 第1章 問題
- 第2章 ソフトウェア見積技法とソフトウェア見積計画入門
- 第3章 見積りの実行
- 第4章 見積りを通じてのプロジェクトの計画と管理
- 第5章 ソースコード行数
- 第6章 機能ベースの規模測定
- 第7章 オブジェクト指向の規模決定:オブジェクトとユースケースの規模決定
- 第8章 ソフトウェア再利用
- 第9章 見積りの実施:開発の管理と監視
- 第10章 リスク管理プロセス
- 第11章 SEER‐SEMの見積りプロセスへの適用
- 第12章 プロジェクト管理と制御のためのSEER‐SEMソリューション