書籍
コンピュータのなかの人工社会: マルチエージェント シミュレーション モデルと複雑系

著者名 | 山影進、服部正太(編) |
---|---|
定価 | 4,620円(税込) |
刊行日 | 2002.08.10 |
ISBN-13 | 9784320097353 |
発売元 | 共立出版(株) |
判型・頁数 | A5判、272ページ、CD-ROM付き |
概要
本書は、マルチエージェントシミュレーションの可能性を社会現象への応用という方向に広げ、そして、いかにマルチエージェントシミュレーションが簡便容易にできるようになったかを示す一冊である。(株)構造計画研究所によって開発された、マルチエージェント・ シミュレータ、KK-MASを使ってモデルが構築されており、付属のCD-ROMにより、実際にシミュレーション・モデルを実行し確認することができる。
目次
第1部 社会の新しい見方と人工社会の構築
- 社会への新しい接近法―マルチエージェントシミュレーションへの誘い
- 「どろけい」ゲーム―単純な対抗関係から複雑な分業へ ほか
第2部 生態系と進化プロセス
- アリの本質―繁殖と進化の単純なモデル
- オオカミとヒツジ―捕食・被食系における群行動の重要性 ほか
第3部 ミクロな行動が創り出す秩序
- 地域社会の住み分け―異文化接触と分居プロセス
- 来園者に優しいテーマパーク―混雑緩和問題と情報の共有 ほか
第4部 国際社会のダイナミズム
- 戦争と同盟の国際社会―勢力均衡か世界帝国か
- 国民の統合と分裂―重層的文化と政治的アイデンティティの消長 ほか