書籍
ソフトウェア品質工学の尺度とモデル

著者名 | Stephen H. Kan(著) / 古山恒夫、富野壽(監訳) |
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定価 | 5,280円(税込) |
刊行日 | 2004.11.15 |
ISBN-13 | 9784320097438 |
発売元 | 共立出版(株) |
概要
近年、ソフトウェア開発においては、「ソフトウェア開発の工学としての成熟」こそが本質的課題であるとの認識が広まりつつある。品質はもとよりさらに幅広い見地から顧客満足度を把握して組織能力を高めようという動きもようやく世界的に広がってきた。
そのような中で、ソフトウェアエンジニアリングの一分野としてソフトウェア品質工学あるいはソフトウェア信頼性工学と呼ばれる分野が生まれてきている。
本書は、ソフトウェア品質工学についての基本的な理解のための書であると同時に、モデルと尺度の詳細とその適用とを産業界の実例を数多く示しながら巧みにバランスさせ、ユニークで優れた知見を数多く示している。
ソフトウェア開発実務者、品質保証・ソフトウェア工学技術者、および情報工学専攻の学生必携の書である。
目次
- ソフトウェア品質とは?
- ソフトウェア開発プロセスモデル
- 測定理論の基礎
- ソフトウェア品質尺度概観
- 7つの品質ツールをソフトウェア開発へ応用する
- 欠陥除去率
- Rayleighモデル
- 指数分布と信頼度成長モデル
- 品質管理モデル
- ソフトウェアテストのプロセス尺度
- 複雑度尺度とモデル
- オブジェクト指向プロジェクトの尺度と教訓
- 可用性尺度
- 顧客満足度の測定と分析
- プロセス品質アセスメントの実行
- ソフトウェアプロジェクトのアセスメント
- ソフトウェアプロセス改善においてなすべきこととなさざるべきこと
- ファンクションポイント尺度によるソフトウェアプロセス改善の測定
- おわりに