ラピッド無線機試作(RRP)サービス

ラピッド無線機試作サービスは、ソフトウェア無線技術に活用した試作ソリューションです。汎用ソフトウェア無線装置を活かし、高度な無線送受信機能のプロトタイプを短期間でご提供します。カスタマイズもご要望に応じて柔軟に行います。
関連キーワード
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ソリューション概要
ソフトウェア無線技術とは
従来の無線機は、アナログ電子回路技術により実現されていました。
しかし近年では、通信方式の高度化・ディジタル化が進んだため、ディジタル信号処理の果たす役割が大きくなっています。一部のアナログ回路(*1)を除き、全ての処理を汎用のディジタル信号処理ハードウェア(*2)に置き換える動きが加速しました。
その結果、誕生した技術が”ソフトウェア無線(*3)”です。
ソフトウェア無線技術は、従来無線機のほとんどの機能をソフトウェアで実現します。
この技術は今日ではあらゆる開発に欠かせないものとなっています。
例えば、LTEを代表とする高度なディジタル無線通信装置(基地局、端末)や、地デジの送信装置・受信機(テレビ)の開発にも使われています。
*1 LNA, DAC/ADC, フィルタなど
*2 DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)など
*3 ソフトウェア無線 : SDR(Software Defined Radio)
ラピッド無線機試作サービス
ラピッド無線機試作サービス(*4)とは、弊社の提供するソフトウェア無線機試作ソリューションです。
その特長は、短期間に高付加価値を実現できる点にあります。
汎用のソフトウェア無線装置を活用し、高度なディジタル信号処理技術に基づく無線送受信機能のプロトタイプを短期間でご提供します。
本サービスでは、
- SDRハードウェア
- ファームウェア
- 様々な信号処理のライブラリ
対応可能な無線システムは広範囲にわたります。以下はその一例です。
- LTE/LTE-Advanced
- WiMAX(802.16)
- センサーネットワーク(802.15.4)
- 802.11シリーズ(a/b/g/n/ac)
- その他ご要望に応じて
*4 ラピッド無線機試作 : RRP(Rapid Radio Prototyping)
独Fraunhofer HHI研究所との協力関係
弊社では、独Fraunhofer HHI研究所が開発したソフトウェア無線装置を採用しています。
この装置はコンパクトでありながら非常に高性能です。開発に費やされる時間・コストを抑えながら付加価値向上を実現することができます。
USB 3.0バスパワー動作のソフトウェア無線機
弊社はNuand社のソフトウェア無線機、bladeRFをAmazonのWebサイトにて販売しています。bladeRFはAltera社のCyclone IV FPGAを搭載しており、MATLAB, GnuRadioその他のプログラミング言語による開発が可能です。
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